「時間」と「時刻」の違い。それぞれの意味や使用例を解説します！

言葉
2023.08.05

「時間」と「時刻」の違い

「時間」と「時刻」は日本語で、両方とも時間に関連する概念を表現しますが、その使い方や意味合いは異なります。

「時間」は主に時間の長さや期間を指す言葉です。たとえば、「この仕事を完了するのに3時間かかりました」や「2時間の昼寝をしました」のように使用されます。

また、ある程度抽象的な意味合いで、時間を扱う概念全般を指すこともあります。

一方、「時刻」は特定の瞬間を指す時間の表現です。たとえば、「現在の時刻は午後3時です」や「電車は午前9時に出発します」のように使用されます。特定の時間点を示す際に使われることが多いです。

したがって、これらの言葉は似ているものの、それぞれ時間の長さと特定の瞬間を指す点で違いがあります。

それぞれの意味

「時間」の意味

「時間」は非常に幅広い概念で、その定義や特徴は使用する文脈によります。基本的に、時間は次の3つの主な意味で使われます：

  • 期間：時間はある出来事が始まってから終わるまでの期間を指すことが多いです。例えば、「映画は2時間で終わる」や「勉強に3時間を費やした」のような文脈では、「時間」は一定の長さを示します。
  • 抽象的な概念：時間は過去、現在、未来をつなぐ抽象的な概念としても理解されます。時間は一方向に流れ、未来から現在を経て過去へと移り変わります。この意味での時間は、「時間の流れ」というフレーズでよく表現されます。

これらはあくまで一般的な使われ方であり、文脈によって意味は変わることがあります。

「時刻」の意味

「時刻」は特定の時間点を指す表現で、日時の詳細を示す際に用いられます。その定義や特徴は次のようになります。

  • 特定の瞬間：「時刻」は特定の瞬間を示すための表現として使用されます。たとえば、「太陽が昇る時刻は6時です」や「列車の到着時刻は午前9時です」などのように、具体的な時間点を示す際に使われます。
  • スケジュールや予定：また、予定やスケジュールを示す際にも「時刻」が用いられます。「会議の開始時刻は10時です」のように、事前に決定された具体的な時間を示すために使用されます。

以上のように、「時刻」は特定の時間点を示すための表現で、日時の詳細を示す際に主に用いられます。

「時間」と「時刻」の使い方・使用例

「時間」の使用例

  • この本を読み終えるのに3時間かかった。
  • 私たちは6時間にわたって会議を行った。
  • 彼は1時間毎日ジョギングをしています。
  • 2時間の昼寝をすることで、彼女はリフレッシュした。
  • 私たちは2時間の映画を観に行きました。

「時刻」の使用例

  • 電車の出発時刻は午前8時です。
  • 現在の時刻は午後3時30分です。
  • 彼女のフライトの到着時刻は午後6時です。
  • 映画の開始時刻は午後7時です。
  • 太陽が沈む時刻は約7時30分です。

「時間」と「時刻」に似た言葉

  • 時期（じき）：ある出来事が起こるべき時間の範囲や時期。例：春の時期、試験の時期など。
  • 時間割（じかんわり）：学校などで1日の授業などの時間を割り振るスケジュール。
  • 時代（じだい）：歴史的な区分や、特定の文化、風俗が色濃く表れる一定の期間。
  • 時差（じさ）：異なる地域間の標準時間の差。時差ぼけとしても使われる。

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